ここは基本料金だけでは済まされない世界
2017年02月27日
葬儀をするには多額のお金が必要になります。しかし現実にはお葬式屋さんが提示しているプランの料金だけでは済ますことはかなりの困難を伴い、表向きは不要でも何らかの形で追加料金を事実上必要とします。まずその追加料金でプラン提示している場合とは別途に注意記載されている項目の1つは、寝台車や霊柩車の費用となります。これら自体はプランの費用に含まれているのですが、10キロ以上など一定の走行距離を超えると、その分の追加料金がかかることになります。
次は遺体を洗浄するための湯灌作業などとなります。これらは業者のホームページなどでオプションの形で表記されていたりなどします。また親族が追加で出す分の花輪代もこれらに含まれることになります。しかし日本のお葬式をする場合でもっともプランとは別途に、追加の費用がかかる内容は参加した親族に対する食事代と返礼品の経費となります。キリスト教などの世界では基本的に食事などはしませんが、日本の仏教の場合はこの食事抜きで行うことは未だ少数派にとどまっています。
この食事代は1人あたり5000円前後となりますから、参加者が20人程度になれば食事代だけで10万円の追加になります。もちろんこれにプラスして返礼品の経費がかかります。他にはお寺さんへの依頼費用となります。お寺さんへの依頼では読経自体だけでなく、戒名を付けてくれる経費もかかります。そしてお車代やお食事代と称してそれぞれ数千円あるいは1万円程度を必要とします。極めつけは火葬場の利用料金、その火葬場職員と霊柩車運転手への心づけというチップに似た費用となります。これらも地域によって金額が異なりますが、これらは業者のスタッフから事前に金額を指定されることになります。